| スミレアオイハウスにあるハンガーの数は、全部で約60。その使い方は、大きくわけて、3とおり。
ひとつめは、2階の収納スペースで、家族4人のジャケットだとかコートだとかをしまうため。実は、これがほとんど。
ふたつめは、洗濯物を干すため。せいぜい、一度の洗濯で使うのが10コ程度。
そして、みっつめとして、お客さんのコートなどをかけるために使う。 これは、頻度としては、一番少ないが、一番人目につくので、気になるところである。
飲食店などで、「コートをお預かりします」と言われて、使われているハンガーがダサかったら、その店のセンスを疑ってしまうのと同じようなことだろうか。
この「綿テープのハンガー」は、スミレアオイハウスでは、重要な3っめの使い方専用である。ハンガーのデザインは、まえまえから気になっているが、なかなか気に入ったハンガーに出会えない。いずれ、ハンガーの展覧会を企画したいと考えている。そんな中、ぼくが現在、一番気に入っているのがこの「綿テープのハンガー」である。
杉本啓維さんという北海道に在住する若手のデザイナーがデザインしたものだ。杉本さんは、家具産地の旭川の家具工業組合に勤務しながら、コンペや展覧会に参加するなど、個人的なデザイン活動も積極的におこなっている将来が期待される人だ。
家具の座面などにも使われる綿テープと家具産地旭川ならではの無垢のナラ材を使って、「えー。今までどうして気がつかなかったんだろう」というほど、素直にまとまっている。
綿テープは適度に柔らかいので、服の肩にかけるときもスムーズであり、掛けたときには、適当な張りがある。
パッケージは、段ボールでシンプルにできていて、ちょっと気のきいたプレゼントにはちょうどいいかもしれない。「たまには、あなたの代わりもさせてください」なんてメッセージを添えるのは、ちょっとやりすぎですかね。
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