自分たちが子どもだった頃の「家のきおく」。その記憶は、きっといま家や建物をデザインする際のアイデアの源になっているはず。そんな思いから、みかんぐみの4人の建築家がそれぞれの記憶を探りました。
―本文より一部抜粋―
はじめての「きおく」
汗びっしょりで目覚めると、
家の中にはだれもいませんでした。
縁側の窓が開けっ放しで、
夕暮れどきの凪いだ空気で満たされていました。
これが、家という空間のはじめての「きおく」だった
ように思います。
小さいわたしには、
畳の目がずっと続いているように
感じられました。
母はどこかしら、
さがして泣いていました。
シリーズTOP >>>
▼シリーズ一覧 |