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オキナワの家  
くうねるところにすむところ
03│ 子どもたちに伝えたい家の本
 
著作・画 伊礼智 (建築家)  

子どもの頃、どんなふうに家ですごしていたか、何が楽しかったか、どこが楽しかったか…。沖縄で生まれ育ち、現在東京で活動する著者が綴る「オキナワの家」。


―本文より一部抜粋―

熱をさえぎる

真夏の沖縄はじりじり
焼けるような暑さです。
伝統的な民家はその強い日差しを
どうやってふせいだのでしょう。

何といっても強い日差しを
さえぎる主役は屋根…。
沖縄の伝統的な民家の屋根はひとり何役
もこなす大変な働き者です。
台風から住まい手から守るため、
どっしり重いつくりになっており、
その上、赤瓦と白いしっくいの
コントラストにシーサーまで取り込んで
景観をより美しくしています。
それに屋根の先端の雨端は、
雨の進入をふせいでいます。
大きな小屋根裏を持った
厚みのある屋根は
熱が室内に伝わることを
ふせぎ、生活すべてを
包みこむように
大きくはりだしています。
大きく軒を出すと室内から
空が見えなくなります。
空が見えないということは、
直射日光だけでなく、空からの
散乱光をもカットし、涼しくなります。

雨端は散乱光もさえぎり、建物の外壁付近の
土間への直射も避ける効果があります。
家の中だけでなく家のまわりから
直射をふせいでいくということが大事なんですね。

沖縄の家では、涼しい家は屋根でしっかり
熱をさえぎることが基本です。
単純なことではあるのですが、
奥深い理由が隠れていることを
再発見させてくれます。

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プロジェクト・ディレクター / 真壁智治
アートディレクション / 油屋勝海
デザイン / 池田博範
解説・建築家紹介 / 鈴木明
発行元 / インデックス・コミュニケーションズ
仕様 / 60頁(うちカラー48頁)上製本
サイズ / A6変形版 W215 x L210 mm


\1,680(本体価格 \1,600)
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