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手拭全体をスクロール画面に見立て、ゲーム世代の原風景をドット絵によって大胆かつ絵心たっぷりに描いたのは押本祐二。黒地に浮かびあがる山、木、墓地などのイメージが呼び起こす侘びと抑制されたユーモアはまさに“現代の粋”と言える感性です。
手拭と現代
手拭とは古来日本においてハンドタオルや身装具としての用途を中心に幅広く用いられてきた薄手の汎用ファブリックです。と、日本人に対しても説明が必要なくらい忘れ去られつつある手拭ですが、現代の生活するわたしたちにとって手拭は過去の遺物?それとも観光地のお土産や引き出物の一種なのでしょうか?勝野屋の手拭はそのどちらでもありません。
手拭と生活
とても薄っぺらい手拭ですが、実は意外なほどの吸水性があります。しかも乾きやすくて驚くほど丈夫。我家ではここ数年のあいだ十数枚の手拭を代わる代わる使っていますが、最初に購入したものも含めて全ての手拭が現役です。使いはじめのうちは晒の反物を切り放した両端がほつれるのを見て少々不安になりますが、ほつれた糸は構わずハサミで切ってしまってガンガン使いましょう。慣れてしまえば手拭は本当に使い勝手が良く、毎日の生活に欠かせない存在となることでしょう。
手拭とメディア
日本では古来よりショップや事業のオープン、ステージパフォーマンスの公演などを知らせる広告媒体として手拭が用いられています。定番グラフィックパターンの『鎌わぬ』や『菊五郎格子』は19世紀初頭に歌舞伎役者のトレードマークとしてデザインされています。実用性とメディア性を合わせ持つマスプロダクト=手拭は様々なクリエーターによって表現手法のひとつとして活用されてきたのです。
手拭と勝野屋
勝野屋の手拭の原画は全てコンピュータで描かれていますが、製法そのものは手彫りの型紙で晒を両面から染めあげる昔ながらの『江戸本染め』。まずはお手に取って職人さんの手技による伝統的な製法と現代的なデザイン手法から生まれた独特の味わいをお楽しみ下さい。そして“使えるアート”として生活の中で活用していただければ幸いです。
※お得な5種セット「手拭ボックス(\7,350・税込)」もあります
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