先日、このマウスパッドをつくっている齋藤義幸さんの工房に遊びに行った。工房と言っても、埼玉県にある普通の一軒家である。ここで、齋藤さんは、ひとりで革の製品のデザインと製作をおこなっている。
つまり、齋藤さんは、デザイナーでもあり、職人でもある。 いや、それだけじゃなくて、営業マンであり、問屋さんでもある。とても、まじめで、器用で、なによりマメな人だと思う。
こんな齋藤さんがそれまで勤めていた会社をやめて、独立するという。すでに会社に勤めていたときから、『cyproduct』という独自のブランドを
立ち上げて実績をつんできたが、いよいよ本格的に始動するらしい。
実は、工房に行ったのは、齋藤さんの独立を祝う会だった。なぜか、スミレアオイハウスの家族4人に、革の職人仲間に、木やらガラスやら鉄やらをあつかう職人たちや、WEBの運営スタッフや、デザインジャーナリストまで加わって、なんともにぎやかで不思議な会だった。
そして、齋藤さんは料理も得意で、とてもおいしい一日だった。もちろん、食べるばかりじゃなくて、いろいろな種類の革を見せてもらい、その違いや加工のしかたなどを聞いて、革製作の現場を知るという、とても有意義な一日でも
あった。
そして、次の日、パソコンを使おうとすると、マウスの下になんだか見たことのある革のマウスパッドがおいてある。どうやら、かみさんがいつのまにか齋藤さんにおみやげとして、こっそりもらってきたらしい。
いままで、マウスパッドなんて使う気になれなかったけど、この革のマウスパッドは、なんともおさまりがいい。マウスの居場所がはっきりするし、何よりマウスを手にもったときに革が手が触れる感触がとても気持ちよくてほっとする。この感触は、ホンモノの革はならではなんだろうなあと思う。
もしかしたら、このマウスパッドひとつで、パソコン生活がとても潤いのあるものに変わるかもしれないと言ったら、ちょっとおおげさだろうか。
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